子どもが好きなことを見つけるために

大人は子ども達にポジティブな気持ちで

「好きなことを見つけて」とよく言っています。

 

それは、自分の好きなことを見つけられた子には

とっても良い応援のメッセージになりますが、

自分の好きなことが見つからない

何が好きなのかも分からない

という子にとってはプレッシャーになる

という声を聞くことがあります。

 

そもそも経験をしてみないと好きかどうかは

分からないものなので、

まずいろいろなことを経験してみる

ということが大切です。

 

何かを始めようとすると「一度始めたら辞めたらダメ」

という条件を付けてしまうことがあります。

でも、やる前に好きになるかどうか

楽しめるかどうかが分からないのに

先に辞めたらダメと言われてしまったら

じゃぁ、やらないという選択をすることも

きっとあると思います。

 

これ、失敗したらダメという考え方にも

通じることなんです。

合わなくても、失敗してもやり直せる

そういう安心感があればこそ

やってみよう!に繋がります。

 

子どもは、本当に好きなことに出会ったら

大変なことも受け入れて

とことんやり通す力を持っています。

大変なこと以上に楽しいが優っていると

自分なりに工夫しながら続けて行くんです。

 

確かに一つのことをやり通す力も

大切なことだと思います。

でも、嫌なことをやり続けることよりも

好きなことをやり通すことの方が

自主性や主体性、自信も育っていきます。

 

大人は、やり通す力を育てる前に

好きなことに出会えるよう

いろいろな経験の場を作ってあげたいですね。

 

作成者: kumagai

岩手県在住。元保育士、現在は子供のアート教室を主宰しています。

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