子ども達の第3の居場所ってどんな場所?

子ども達と関わるお仕事や活動をしている方から

最近よく聞かれるようになった

「第3の居場所」「サードプレイス」という言葉。

 

お家でもなく、学校でもない子ども達の居場所

という意味でもありますが

そのカタチも様々で、捉え方も様々です。

 

どれが正解という事もないし、

全てが正解なのかもしれませんが、

私が個人的に思う第3の居場所とは・・・。

 

まず、どうして第3の居場所が必要になっているか?

子ども達の中には集団で過ごすことが苦手

という子もいて、学校で過ごす事が苦痛になっている

という子がいます。

 

家族形態も核家族化や共働きの家庭が増えて

親御さんも十分頑張っているのですが

忙しい毎日のいろいろをこなすことで

精一杯という事もあり、

子ども達とじっくり向き合う時間が

足りていない場合もあります。

 

子どもには「安心して過ごせる場所」や

「ありのままを受け入れてくれる人」が必要で、

その場所や人の存在があるからこそ

外の世界で頑張れたり自立して行くのです。

 

逆に言うと、それがなければ

人としての土台作りが出来ず、

不安定な状態で育つことになります。

 

子ども達を取り巻く環境は厳しくなり、

学校の先生方も、親御さんも

これ以上頑張れないと言うくらい

疲弊している方も多いので

その代わりの役割を担うのが

第3の居場所だと思います。

 

いわば、ガソリンが切れた状態の子ども達が

ガソリンを満タンにするために立ち寄る

ガソリンスタンドのような場所です。

 

そこで満タンになったら、

子ども達は次のステップへの階段を

自ら登り始めるので

それまでの間を過ごすのが第3の居場所で

卒業して行くまでを見守ると言う

大切な役割を担っていると思います。

そんな場所がもっと増えたらいいなぁ。

 

作成者: kumagai

岩手県在住。元保育士、現在は子供のアート教室を主宰しています。

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