子ども同士の喧嘩に親は出るべきではない
と言われることが多いのですが
内容によっては出た方が良いこともあります。
でも、加害者に対してペナルティを課す
という視点での介入は悪化させる場合があります。
被害者となっている可能性がある場合は
まず、その環境から一旦離れるようにして
安全を確保することが必要です。
その時、うちの子は悪いことしてないのに
こっちが離れるなんておかしい!!
と言ってその環境に留まる選択をする
ということもよくありますが
それでは解決にはなりません。
そして、加害者の子を「悪い子」「困った子」
として扱うと、その行動が更にエスカレートする
という場合もあります。
大切なのは、そのお子さん達の環境を整えることです。
周りの大人やお友達の関わり方を変えることが必要です。
園や学校ではクラスの雰囲気作りから変えるということです。
そして、加害者となっている子には
その行動の原因を見極めて、メンタルケアや
やってはいけない行動をコントロールできるように
認知行動療法などの必要な支援を入れることが
大切な対応の一つとなります。
感情だけで動いているうちは
良い解決には向かわないものです。
先生方もその方法を習得しているとは限らず
望ましい対応が出来るとは言い切れません。
先生方もとてもお忙しいですから、
そのスキルを習得する時間もないのが現状です。
今の対応で良い方向に向かわないと感じた時は
他の方法がないか?を探してみるという
視点も必要になります。