問いかけの引き出し

先日、お子さんと「自分を大切にする」

ということについてお話をしました。

 

「自分を大切にする」と言うと

具体的にイメージすることは難しいですよね。

大人の方にとっても、子ども達にとっても。

 

中には自分を大切にすることと

ワガママになることを

取り違えてしまうことだってあります。

 

「自分が楽しいと思える時って何をしている時?」

「失敗したり上手くいかなかった時に、

自分自身にどんな言葉をかけてあげる?」

と具体的な場面を相手の方が想像しやすい問いにすると

答えてくれたりします。

そして、その答えこそが「自分を大切にしている瞬間だよ」

と伝えると、他にもいろいろと引き出されて行きます。

 

大人か子どもか、年齢や生活環境によって

この問いかけは違うものになるので

相手の方のこともよく理解することも必要ですね。

 

いくら知識があったとしても、

この問いが合っていないと上手く進みません。

知識を学んだ後は、問いの引き出しを増やすことが

相手の方の大切な気付きに繋がります。

 

子ども達には「お友達と仲良く」と

伝えることが多いと感じますが、

集団生活の中で疲れている子ども達を見ていると

本当は「自分を大切に」と伝えることの方が

大切なんじゃないかな〜と思っています。

 

作成者: kumagai

岩手県在住。元保育士、現在は子供のアート教室を主宰しています。

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