お気に入りのタオルなどの布や、
ぬいぐるみを手放さずに
いつも持ち歩いている子は
どうしていつも持ち歩くのか?
イギリスのウィニコットは
これを母親と自分とが
異なる存在であると認識する
第一歩として「移行現象」という
概念で説明しています。
そして、お気に入りの布やぬいぐるみを
「移行対象」と呼んでいます。
この移行対象はお母さんの代わりである
と考えられているので、
もし、その布やぬいぐるみが汚れてしまっても
無理に取り上げることなく
見守ってあげるようにと言われています。
何故ならば、こんなに汚れているのに・・・と
子どもに内緒で洗ったりする
というお母さんも居ますが、
洗ってしまうと、子どもが移行対象への
連続した体験が中断してしまったり、
子どもにとって、対象が持つ意味と価値が
壊されてしまったりするからなのです。
ここはひとつ、じっと我慢で
見守ってあげましょうね。