言葉の代わりにアートを。

先月、小学生のお子さん達に

気持ちを色と形で表現をする

という体験ワークをしていただきました。

 

すぐに躊躇なく描き始める子、

他の子が表現するのを見て安心して描く子、

など、それぞれのペースで描きました。

 

アートセラピーの世界では

どんな表現も正解であり、100点なのです。

それは表現しないという選択も含めて。

 

同じような表現をする子とはどんな関係なの?

全く違っていたらどう?

そして、そのどちらもまた良いも悪いもありません。

 

ワークが終わってから

「自分の気持ちは言葉だけじゃなくて

こうやって色と形でも表現することができるんだよ。」

と伝えると驚いている子もいました。

 

「そして、私のお仕事はこうやって皆さんが

表現したものを、どんな気持ちかな?と

見て行くことなんですよ。」

と伝えると、更に驚かれていました。

 

表現をしてみて「スッキリした!」と

笑顔で感想を言ってくれた子もいて

気持ちを吐き出した後の感覚を

しっかり感じ取ってもらえて嬉しかったです。

 

私はこのお仕事を始めてからずっと

「子どもの心の通訳者」として

子ども達の表現と向き合っています。

おかげさまで、今では子ども達の絵を見ると

普通に会話している時と同じように

気持ちが伝わって来るようになりました。

これからもまた、沢山の子ども達と

表現を通して会話していきたいと思います。

 

作成者: kumagai

岩手県在住。元保育士、現在は子供のアート教室を主宰しています。

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