自分を感じること

色彩心理カウンセラーは

お客様のアート表現を介して

お話をお聞きして行きます。

お会いするお客様に多く見られる

ある共通の表現があります。

 

その表現から読み取れることは

「自分自身のことがよくわからない」

「自分のカラダが自分のカラダではない感じ」

「何も感じない自分がいる」

という、自分自身の存在を感じ取ることが

とても困難な状況にあります。

 

そのような方に多いのは

自分以外の誰か(家族や友人、周りの人)に

とても尽くしている方が多いのです。

 

誰かに尽くすことは、自分にとっての生きがい

と感じている方もいらっしゃるので

そこに一生懸命になるあまり

自分に意識が向かなくなることがあります。

 

最初は良いのですが、それを続けて行くと

次第に疲弊して行き、

自分が生きているのかどうかさえ

感じ取れなくなってしまうこともあります。

 

「自分は無である」ということの捉え方は

さまざまあると思います。

でも、よく言われる「無の境地」というのは

自分の存在を無くすことではないのです。

 

私は誰かに尽くす人こそ

自分も大切にして欲しいと思います。

自分自身を生きることは

誰かを救うことと繋がっています。

自分を大切に出来なければ

誰かを救うことは出来ません。

 

例え一時的に出来たとしても

長く長く続けて行きたいのであればなおさら。

 

自分を感じ取れていますか?

「生きている自分」

「喜びや悲しみをしっかり感じ取れる自分」

そんな自分がここに存在しているのか

時々感じてみてくださいね。

 

 

 

作成者: kumagai

岩手県在住。元保育士、現在は子供のアート教室を主宰しています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください