親御さんの悩みの中で多いのは
お子さんが乱暴で困るというご相談。
大体の場合は、乱暴な行動に対して
叱ったり抑えたりという対応が多いと思います。
でも、それでも乱暴さは減ることはない
という声もよくお聞きします。
それはどうしてかというと、
その行動にしか目を向けていないからです。
本当はどうしてその行動になるのか?
を考えるところから始めなくてはいけません。
アートを用いたカウンセリングを行なってみると
乱暴な行動になるお子さんの中には
他の子以上に「怒り」という感情に熱量が高い子や
不安や恐怖の中に「怒り」という感情を
持ち合わせているお子さんがいます。
そういうお子さんにとって
乱暴な行動を取るというのは
自分を守る手段のひとつとなる場合があります。
イライラしているから手当たり次第に
乱暴な行動を取っているわけではないかも。
お子さんにとって、どんなことが嫌で
どんなことに不安や恐怖を感じるのか?を
よく観察してみることが大切です。
そして、どうしたら嫌なこと、不安なこと、
恐怖を感じることを取り除けるかを
考えていかないと、改善されないんですよね。
もちろん、乱暴な行動になる理由は
他にもいろいろありますが、
お子さんの特性をよく理解することが
大切だなぁと感じています。
アート表現は目に見えない
一人一人の特徴がよく現れるので
お子さんのサポートをしていく上で
頼りになる手法になっています。