子育てにで子どもを褒めることが大切。
ということをよく耳にしますが、
私はそこに少し疑問を感じていました。
褒めるって簡単に言ってもいろいろだから。
お子さんを褒める時ってどんな時ですか?
無意識に褒めている中には
大人にとって都合の良いことをした時
だったりすること、多くないですか?
実は、これはよくある話。
いわゆる、おりこうさんにしてくれた時
大人の望みを叶えた時
っていうことです。
これが悪いわけじゃないのですが、
そういう場面でしか褒めないのは
やっぱり良くないこともあります。
例えば子どもがテストで100点とったら
めちゃくちゃ褒めて、ご褒美まであげる
となると、これはご褒美制になってしまうので
子どもはご褒美がないとやる気が出せなくなる
ということにも繋がります。
じゃあ、それは嫌だから100点とっても
褒めないし、40点でも叱らない。
特に褒めもしないし叱らない
という接し方をすれば良いのか?というと
それも逆効果。
何をやっても無関心だと、
子どもは大人は自分に興味や関心がない
と感じるようになって、やる気が出ないし
大人との信頼関係すら築けなくなる
ということになってしまいます。
「好き、愛してる」の反対は「嫌い」じゃなくて
本当は「無関心」なんだよって言う人もいますから。
「褒める」ということに焦点を当てすぎると
やっぱりどちらかに偏ってしまう人も多くて
とても難しいんですよね。
これは厄介な話です。
先日、ある方とそんな話をしていて
私なりにお答えしたのは
結果を褒めるのではなくて、
過程を褒めるようにすると良いのかも。
ということと、
どんな風に褒めたら良いのかわからなくて
迷ってしまうのであれば、
「褒める」よりも「共感する」に
意識を向けると良いかも。
という2点をお伝えしました。
子どもって、実は共感してくれる大人が
とっても大好きなんですよ。
大人の目には、これ何やってんの?
と見えることにでも
「楽しそうだね!!」「それ、気持ちいいよね!」
と言ってくれる大人には心を開きます。
小学生になってテストの点数が悪かったら
「あ〜、これは悔しいよね。」とか
100点とったら
「嬉しいね!やったね!!」
と言われる方が安心すると思いますよ。
点数の良し悪しで
大人の顔色を伺う必要がなくなるから。
「褒める」という言葉に
過剰に意識するのではなく、
子どもの目線で接していれば
自然に出来るようになると思います。
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