お母さんの時間

 

今日は、保育士目線と子ども目線で

お母さんにはちょっと

耳のイタイお話しですが・・・

 

子どもが笑顔でいられるために

お母さんが笑顔でいることが大切

 

ということは、その通りのお話しです。

が、時々子どもが置いてきぼり状態で

お母さんは自分だけが笑顔でいられることに

夢中になってしまうこともあります。

 

そうなってしまうと、

お母さんの笑顔も

全く逆の意味になってしまうのです。

 

子どもを保育園に預けて、自分の時間を・・・

という人もよく見かけますが

保育園は、お母さんをはじめとする

お家の方がお仕事や病気や介護などで

お世話ができない時間を

お家の方に代わって保育する施設なのです。

 

簡単に言い換えると、保育園は

お母さんが自分のための時間を過ごす間

お母さんに代わって保育をする施設ではない

ということになるのです。

(幼稚園などは、定義が違うので

これは保育園に限ってのお話しですよ。)

 

保育園の先生は、いろいろなことから

お母さんがその日お仕事かそうでないのか

だいたいは気付いています。

ただ、言わないだけなのですが、

何も言われないからいいや~

と、お仕事がお休みの日でも

子どもは保育園に預けて、自分は自由に過ごす

というのは、やっぱり違うような気がします。

 

ましてや、その自分時間を

誰もが見られるSNSで発信してしまうと、

限定で公開しているつもりでも、

まわりまわって知られてしまうことになりますし、

ましてや、同じように「じゃぁ私も!」と

思ってしまうお母さんが増えるのも、

少し考えなければいけませんよね。

 

「うちの子、保育園にいる方が楽しいし」

というお母さんもいますが、

子どもだって、いつでも

そうだとは限らないのです。

子どもはとても敏感に

お母さんがお仕事かお休みかを察知します。

本当はお母さんと過ごしたかったのに・・・

という日があるのは、保育士さんは

子どもを見ていればわかるのです。

 

ですが、お母さんも

ストレスが溜まっていたり

体調がどうしても優れなかったりして

一人でゆっくり休む時間が必要

ということもあると思います。

そんな時は、先生に相談してみれば

ちゃんと対応もしてもらえますよ。

 

お母さんも、先生との付き合い方が

良いにこしたことはないと思います。

先生との信頼関係があるからこそ、

子ども達もしっかり育っていくのです。

 

何故、このことをわざわざ書いたのか?

と言いますと、このことでストレスを感じる

という保育士さんが多いからなんです。

 

ちょっと厳しいお話しでしたが、

これは、何より子どもの立場で考えると

必要なことでもあると思っています。

 

お母さんが自分の時間を持つことが

悪いのではなく、

「子どもの目線」も持つということを

忘れないでくださいね。

 

 

 

 

 

 

作成者: kumagai

岩手県在住。元保育士、現在は子供のアート教室を主宰しています。

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