子どもの絵を見るときに、
色合い、構図、塗り方など
大人の目線で上手いかどうか?
という基準で見ることが多いですよね。
でも、私のアート教室では
とにかく自由創作にこだわっています。
それは、自由に表現したものにこそ
その子が心から伝えたいものが
宿っているからです。
でも、幼稚園、保育園、学校、
どこでも「上手に」を基準にして
子どもたちに絵を描かせますよね。
それは、どちらかと言えば、
子どもの気持ちではなくて
その子の親が喜ぶ絵だったり
賞が取れるような絵だったりと
基準がその子以外の所にあります。
ということは・・・
絵を書くときに何らかのテーマや制限や
表現方法の指導があるという時点で
もはやその絵は、本当の意味では
その子の絵ではないのです。
だから、本当は子どもにとっては
テーマも制限もない絵を描くことの方が
楽しいし、その中で学ぶこともあるし
気持ちをストレートに表現できるんですよね。
では、テーマや制限や指導の入った絵は
だめなの????と言えば、
それにはそれなりの良さだってありますよね。
表現したものを褒められたり、
賞をもらったりすれば、
その子にとっては自信に繋がりますから。
ただ、それだけだと
人の目線ばかり気にした絵しか
描けなくなってしまうので、
私は、やっぱり
どっちもあると良いな〜と思います。