泣くことは心が回復するサイン

台風や地震などの自然災害で

多くの方が辛く悲しく苦しい思いを

されていることと思います。

 

もしかしたら、行き場のない怒りや

憤りを感じる方もいらっしゃることでしょう。

 

「生きる」ことと向き合っている人を

支えようとしている方にお願いがあるのです。

 

人はどうしようもないほどの

絶望や悲しみを経験すると

あまりの傷の深さゆえ

その問題を受け入れられないことがあります。

 

そんな時、一見とても元気で

笑顔も見せてくれるので

その傷の深さに気付かずに

「この人は大丈夫」と安心することがあります。

 

でも、違うのです。

その人はまだ受け入れられないほどに

傷ついていて、まだ直視できるほどの

心の体力がついていないのです。

 

でも、無理に直視させようとするのは

逆に良くないことなので、

ただただ見守り寄り添ってあげて

欲しいのです。

 

人は時間が経過して心の体力がついてくると

ようやく辛いと口にすることができたり

泣けるようになって行きます。

 

その時は確かに辛くて泣いてはいますが

潜在意識のところで

自分はもう傷ついて良い、悲しんで良い

と許可を出せるくらいになった状態です。

 

ですから、泣けていたら

時間はかかるかもしれませんが

回復には向かっていると思って

泣けて良かったと

泣きたいだけ泣かせてあげて下さい。

 

そして、支える側の人も

苦しんでいる人を見ると辛い

と感じるようでしたら

一旦離れてまず自分自身を整えて下さい。

 

以前、被災地のボランティアで

被災者の為に気丈に日々頑張っていた方が

私のアートセラピーを受けたのちに

こうおっしゃいました。

「支える側にもセラピーは必ず必要です。

自分達は被災者の為に必死になって

頑張りすぎてしまうところがあって、

東京へ帰った時に、被災地とのギャップで

どうしようもなく辛かったです。」

 

そうなんです。

誰かを救いたい、支えたいという時に

本当は自分の心を整える事が

何よりも大切で難しいことなのです。

 

人の心は簡単ではありません。

目に見えることが全てではないので、

元気そうだから大丈夫とも言えないし

泣いてばかりいるからどん底とも言えない。

 

その人の心は今どんな状態なのか?

をよくよく感じてあげて欲しいなと思います。

 

わかりにくいと思う時は

相手がどんな話を避けているのか?

ということを考えてみると良いかもしれません。

人に話せない問題は、その人にとって

深い傷であることがとても多いので、

それもひとつの方法です。

 

 

さて、明日はオガールでのイベントです。

ぬり絵でゆったりしに遊びに来て下さいね。

9月の予定

◯9月8日(土) 10:30〜16:00
紫波町 オガール1階
「心温かゆるりんフェスタ〜希望〜」
ぬりえアートで出店
facebookイベントページ

○9月22日(土) 13:30〜15:00
ビッグルーフ滝沢 創作室
「子どもアート教室 カラプレ」
facebookイベントページ
お申込みは下記フォームからでも可能です。

○9月28日(金) 10:00〜15:00
SoRa cafe
「共育フェスタ2018」
ぬりえアートで出店
facebookイベントページ

 

    作成者: kumagai

    岩手県在住。元保育士、現在は子供のアート教室を主宰しています。

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